「評価を上げる資格」と「評価を下げてしまう資格」

TS03:スキルアップ

「その資格、本当にあなたの評価を上げますか?」

年収1,000万円を狙う40代が、履歴書から今すぐ削るべき資格と、面接官が惚れる資格の違いを解説します。

職務経歴書や面接で強調するスキルや資格によって、採用側に「この人は即戦力だ」と思わせることができる一方、「この人はその程度なのか」と評価を下げるリスクもあります。

この記事では、ハイクラス転職において評価されるスキル・資格と、評価されない例を挙げ、それぞれの理由を解説します。

すぐ職務経歴書に入れるべき「評価される資格」

業界やポジションのトレンドに即したもの

  • 英語力(TOEIC 900点以上やビジネスでの実務経験)

  • データ分析スキル(Excelの上級スキルやPower BI、Tableauの使用経験)

  • プロジェクトマネジメントスキル(PMP資格など)

理由:
ハイクラス求人では、ポジションや業界、市場動向に合致したスキルが求められます。

例えば、グローバル展開している企業では、英語力は当然のスキルとされ、さらに実際の業務で英語を使用した実績が加わることで強みとなります。

同様に、data-drivenの意思決定が重要視される現代では、データ分析スキルやツールの活用経験が即戦力として評価されます。

成果に直結したスキルや資格

  • 営業職の場合:年間売上〇億円達成、チーム売上〇%増加に貢献

  • 経営企画職の場合:新規事業の立ち上げ、業務効率化で〇%コスト削減

理由:
ハイクラスの求人では、「何ができるか」以上に「どんな成果を上げたか」が重要視されます。

成果に直結する具体的なスキルや資格は、「この人が入社すれば会社に利益をもたらす」といった信頼感を与えます。

希少性の高いスキル

  • ファイナンス職でのUSCPAやCFA資格

  • IT職でのAWS認定資格やCISSP(情報セキュリティの資格)

理由:
希少性が高いスキルは、他の候補者との差別化につながります。

特に専門性が高いスキルや資格は、採用側に「このポジションを任せられる適任者」として強い印象を与えます。

今すぐ履歴書から削って!「評価を下げる資格」

基礎的すぎるもの

  • TOEIC 700点程度

  • 基本情報技術者試験(IT未経験の場合は例外)

ハイクラス求人では、基礎的なスキルは「最低限の条件」として見られることが多く、特筆するポイントにはなりません。

例えば、TOEIC 700点程度ではビジネス英語力としては物足りず、むしろ「英語が苦手なのか?」と思われるリスクがあります。

外資系製薬の部長候補ポジションの面接で、候補者が履歴書に「TOEIC 730点」と記載。英語面接はギリギリこなせましたが、書類選考の段階で他の候補者(TOEIC 900点+海外業務経験あり)に見劣りし、不採用に。

職務内容と関連性が薄い資格

  • 簿記2級(経理以外の職種の場合)

  • フードコーディネーター資格(飲食業以外の場合)

職務と無関係な資格を記載することは、「キャリアの方向性が定まっていない」といった印象を与えます。

採用担当者は、「この人は自分のスキルを適切にアピールできる能力があるのか?」と疑問を抱く可能性があります。

古い知識や技術に依存したスキル

  • 20年以上前のプログラミング言語や技術(例:COBOL)

  • 過去の一度限りの成果のみを強調

技術の進化が早い業界では、時代遅れのスキルは逆効果となります。

また、過去の成果に固執している印象を与えると、「変化に対応できない人材」として評価されません。

「評価を下げるリスク」を避けるポイント

職務経歴書に記載するスキルの取捨選択を徹底する

職務経歴書には、自分のキャリアに直結しないスキルや資格は記載しないようにしましょう。

特に、基礎的すぎるスキルや古い資格を載せると、むしろ「この程度か」と評価を下げるリスクがあります。

筆者が採用をしていた中で、多く目にした実例として、9割以上の人が「普通運転免許」を履歴書の資格欄に記載していました。

しかし、採用していたポジションにとって、それ自体業務に役立つものでもなく、何のアピールにもなりませんでした。

おそらく、コンビニに売っている、バイトの応募にも使うような履歴書にある「記載例」にあるため書いているという人が多いと思われますが、採用側に「バイト応募と同じレベルか」と言う印象を与えてしまいかねません。

成果や実績を具体的に記載する

例えば、「TOEIC 900点」だけではなく、「海外のクライアントとの交渉を通じて年間〇億円の契約を獲得」といった具体例を付け加えることで、実績に基づく信頼感が高まります。

また、数字を使って実績をアピールする際は、「◯億円」など絶対値だけでなく、「全体の売上の◯%」といった相対的な数値も入れると、より貢献度が分かりやすくなりますのでおすすめです。

同じ金額でも、中小企業にとっての「1億円」と、トヨタのような大企業にとっての「1億円」は、重要度が大きく異なるためです。

3年後も評価されるための「資格アップデート習慣」

ハイクラスの転職市場では、変化に対応する力が求められます。

最新のスキルや資格を取得することで、アピールポイントを増やすことができます。

また、最新のトレンドに関心を持って、継続的に向上しようとしているということのアピールにもなります。

まとめ:そもそも資格は何のため?

資格はあなたの可能性を示す証明書ですが、それ以上に採用側が求めるのは「その資格を使って何を成し遂げたか」です。

資格の欄だけを強化するのではなく、成果とストーリーで魅せることを忘れないでください。

ハイクラス転職では、スキルや資格の選び方に加え、「正しくアピールできるかどうか」が内定を左右します。

「評価を上げるスキル・資格」は業界のトレンドに即しており、具体的な成果や希少性を伴うものです。

一方で、基礎的すぎるスキルや職務と無関係な資格は、評価をむしろ下げる可能性があります。

重要なのは、自分のスキルや資格を職務内容に合わせて的確にアピールすることです。

そのポジション・会社で評価されるポイントをしっかり押さえ、職務経歴書や面接で自分を最大限にアピールできるよう準備しましょう。


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